Piemonte
Bera Vittorio e Figli
ベーラ・ヴィットーリオ・エ・フィーリ
1758年に設立した家族経営のワイナリー。
イタリアのピエモンテ州、アスティの南25kmに位置するカネッリにある。
現在は、アレッサンドラ・ベーラと兄のジャンルイージがワイナリーの責任者を務めている。かつて混農と自給自足していた一家だが、ア レッサンドラとジャンルイージの父、ヴィットリオとともに本格的なブドウ畑を設立した。
1960年代の新しい工業的ブドウ栽培法を一 時的に試した後、ヴィットリオ・ベーラは自然なやり方、当時はまだそう呼ばれていなかったが、"オーガニック "に立ち 返った。
ジャンルイージはアルバで醸造学を学んだ後、1982年に父のワイナリーに加わり、1995年には妹のアレッサンドラも加わった。
当 時、ブドウの樹は可能な限り自然に植えられていたが、セラーでの作業は従来のやり方のままだった。
ボジョレーの "自然派 "として代表的な生産者の元を訪問した後、彼らはワイン造りの方法を変更し、その結果、自然酵母の使用と ごくわずかなSO2の使用による自然派ワインをますます志向するようになった。
現在、ブドウ畑の面積は約12ヘクタールで、その半分はワイナリーに隣接している。残りはワイナリーの周囲2キロメートルに広 がっており、日当たりはまったく異なる。
2000年にブドウ畑はオーガニック認証を取得。
アルプスの峰々を背景にした緑の丘陵地帯が広がり、海もそれほど遠くない(70km)立地。
Wines
Moscato d'Asti 2021
モスカート・ダスティ
タイプ :
ブドウ品種:
土 壌 :
白甘微泡
モスカートビアンコ・ディ・カネッリ100%
海洋堆積物の石灰岩・泥灰土
樹齢約30年。手摘み収穫、除梗せずプレス。
自生酵母により密閉タンクでアルコール発酵。残糖150g/Lで瓶詰。瓶内で酵母が糖を食べ、発酵が続くため微発泡となる。
フィルターは軽く実施。無清澄。アルコール度数6%。
透明感のある淡いレモンイエロー。
アタックは桃や柑橘類などの白や黄色の果実が爽やかに香る。口に含むと、上品な甘さ。ライチ、そして余韻に優しい蜜感。ドライペストリー、スプーンデザート、パネットーネと相性が良い。
提供温度6-10℃。
Ronco Rosa 2020
ロンコ・ローザ
タイプ :
ブドウ品種:
土 壌 :
ロザート
バルベーラ100%
海洋堆積物の石灰岩・泥灰土
樹齢約7年。手摘み収穫、除梗せずプレス。
自生酵母により密閉タンクでアルコール発酵。残糖8g/Lで瓶詰。
ノンフィルター、無清澄。アルコール度数14%。
澄んだ美しいロゼ色。
イチゴゼリーのようなチャーミングなアタック。口に含むと香りに反してほのかな苦み、続いて優しい甘さを感じられる。
イチゴシロップ、クランベリー。白コショウ。ほんのりミントなど爽やかなハーブのニュアンス。
抜栓時ごくわずかな発泡あり。
提供温度8-14℃。
Sarvanet 2020
サーヴァネット
タイプ :
ブドウ品種:
土 壌 :
赤
ドルチェット100%
海洋堆積物の石灰岩・泥灰土
樹齢約40年。手摘み収穫、除梗。5hlのコンクリートタンクで15日間。
自生酵母により5hlのコンクリートタンクでアルコール発酵。澱とともにコンクリートタンクで熟成1年間。
ノンフィルター、無清澄。アルコール度数13.5%。
濃厚なガーネット色。
ぎゅんと挿し込むように勢いのある酸。プラムの香り。口に含むと優しいベリーにしっかりと収斂性を感じるタンニン。
なめし皮、土、余韻にトマトのヘタ部分などの野菜を感じる甘味。
提供温度12-18℃。
Ronco Malo 2020
ロンコ・マーロ
タイプ :
ブドウ品種:
土 壌 :
赤
バルベーラ100%
海洋堆積物の石灰岩・泥灰土
樹齢約40年。手摘み収穫、除梗。5hlのコンクリートタンクで30日間マセラシオン。
自生酵母により5hlのコンクリートタンクでアルコール発酵。コンクリタンクで澱とともに熟成2年間。
ノンフィルター、無清澄。アルコール度数15%。
濃厚なガーネット色。
凝縮した黒系ベリーを思わせる甘やかなアタック。口に含むとブラックベリー、黒オリーブの味わいから、綿あめのようなふんわりした優しい甘味が訪れ、酸がきゅっと引き締めてくれる。
熟成することで、エレガントな印象が引き出される。
提供温度14-18℃。