Lombardia
gigi Ravarini
ジジ・ラヴァリーニ
現当主ジャンルイージ・ラヴァリーニ(通称ジジ)の父ボルトロが1971年に設立した家族経営の農園。
設立時1.5haであった自然栽培の畑(2015年以降オーガニック認証)は、現在合計6ヘクタール。うち4haがブドウとオリーブ畑。森林の間に2つの畑があり、ブドウ畑を守っています。
モレーン(堆石)、沖積地を起源とするミネラル、粘土、石灰岩や小川、風に富んだモンティチェリの小さなエリアは、、フランチャコルタの他のエリアと大きく異なると彼は考えます。
これらの違いをうまく表現するために ステンレスタンクとコンクリートタンクだけで作る手法を選びました。
年間約7,000本製造するフランチャコルタは、ドサージュ無しで醸造。1つのヴィンテージ(最低熟成期間30ヶ月から40ヶ月以上)と、特定の畑に植えられた単一品種で造られます。収量は50-70q/ha。
2002年、彼はピノネロの苗を植えるつもりが、幸運にもミスによって、おそらくフランチャコルタで最初のピノムニエの苗を植えました。当初求めたこととは違ったものの、彼はフランチャコルタと認められないこのピノムニエを植え替えることはしませんでした。なぜならこのブドウに惚れ込み、彼の土地で質の高いピノムニエができると確信し、この最高の表現を求めてピノムニエのワインをフラッグシップとしました。
しかし、土地由来のブドウ品種を試したいという気持ちも。
スプマンテ”A”は、彼のすべての畑とブドウ品種を組み合わせ、「いかなる添加物」も加えず、瓶詰時に部分的に発酵させた同じブドウのモストを加えるのみです。愛情たっぷりのスティル赤ワインもあります。
職人としてのフランチャコルタの現実は、市場のルールを恐れず、自由にその土地とブドウ樹を試し、ワイン造りへの情熱と地元の農業文化を伝えようとするもの。
“Il Vino va vissuto credendo in lui, non nel mercato” - Gianluigi Ravarini
"ワインは市場を構成するものではなく、信じて体験すべきものだ" - ジャンルイージ・ラヴァリーニ
Wines
A 2021
アー
タイプ :
ブドウ品種:
土 壌 :
白泡
シャルドネ80%、ピノムニエ、ピノネロ
粘土石灰質
畑があるモンティチェッリ・ブルザーティの北側は小さな渓谷に面しており、沢と大きな森に囲まれた南・西に露出した320-370mの高山に位置している。
下層に栄養分に富んだ灰白色層状石灰岩、表面は暗褐色の粘土と鉄の堆積物で覆われている。日射、風、冷涼な気候、豊かな土壌が混ざり合い、シャープで長熟なブドウを生育する。
収穫後は発酵を緩やかにするため最初に5℃まで冷却し除梗せずプレス。ステンレスタンクで自然発酵。最低18ヵ月の瓶内熟成により発泡させる(アンチェストラーレ)。デゴルジュマン後、同じワインを補酒。ノンフィルター、SO2無添加。
アタックはフレッシュで酵母の香り。すりおろしリンゴのような味わい。酸はしっかりしているがアフターは煮リンゴ。しっかり厚みのある印象。提供温度:5-8℃。
生産本数4200本。
Metodo Classico Pinot Meunier 2019
メトド クラシコ ピノムニエ
タイプ :
ブドウ品種:
土 壌 :
白泡
ピノムニエ100%
粘土石灰質
区画はモンティチェッリ・ブルザーティ北側の小さな渓谷沿いに位置し、標高320mで南西向き。周囲は森林に囲まれ、風の抜ける環境。粘土石灰質土壌。日光、冷涼な風に恵まれた土地。
8月下旬に収穫・除梗せずプレス(一番搾り果汁のみ使用)し、自然発酵。ステンレスタンクで熟成最低11か月。澱引き後、糖分と有機酵母を加え、澱とともに33ヶ月瓶内熟成。ノンフィルター。
ややフルーティで酸味があり、ミディアムボディ。ビロードのような感触が心地よく、石灰の印象ながら厚みを増すことによってバランスの取れた味わい。
生産本数1013本。
Metodo Classico Pinot Nero
メトド クラシコ ピノネロ
タイプ :
ブドウ品種:
土 壌 :
白泡
ピノネロ100%
粘土石灰質
区画はモンティチェッリ・ブルザーティ北側の小さな渓谷沿いに位置し、標高は370mで南西向き。周囲は森林に囲まれ、風の抜ける環境。下層土は暗色の砕けやすい泥灰土で層状になっており、 表層土は赤みがかった粘土と鉄の堆積物で覆われている。日光、冷涼な風に恵まれた土地。
収穫・除梗後、プレス(一番搾り果汁のみ使用)し、自然発酵。ステンレスタンクで熟成最低10か月。澱引き後、糖分と有機酵母を加え、澱とともに30-40ヶ月瓶内熟成。ノンフィルター。
しっかりと黒ブドウの厚みと粘性を感じるが、繊細でスレンダーな印象と相まって非常にきれいな飲み口。個性的で長期熟成向き。
生産本数2000本。
SEBINO 2018
セビーノ
タイプ :
ブドウ品種:
土 壌 :
赤
カベルネフラン、カベルネソーヴィニヨン、カルメネール
粘土石灰質
区画はモンティチェッリ・ブルザーティ北側の小さな渓谷沿いに位置し、標高300-340mで南西向き。周囲は森林に囲まれ、風の抜ける環境。粘土石灰質土壌。日光、冷涼な風に恵まれた土地。
9月末に収穫・除梗。セメントタンクで15-20マセラシオン。プレス後、セメントタンクで自然酵母により発酵。各ブドウのモストを合わせて醸造。セメントタンクで3年、瓶内で最低1年熟成。ノンフィルター。無清澄。
gigiがワイン造りを始めて最初に醸造したキュヴェ。
赤い小粒の果実を思わせるフレッシュな香り。口に含むとカルメネールの丸い甘味が引き立つ。ドライながら全体的にとても優しい印象。提供温度:8-14℃。
生産本数1000本。